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ギュー

​​ギュー

はじまりの森のモンスター達からはギューと呼ばれる魔法使い。
事実上はじまりの森の管理人。

◆​概要

はじまりの森のモンスター達からはギューと呼ばれ、「便利な魔法を知っているやさしい魔法使い」として知られている。

その実態は、かつて神々が知的生命体を支配する世界で、神々に反乱を起こした者達が融合し神となったもの。ゆうに一万年以上は生きている。元居た世界が崩壊し廃棄場へと運ばれる中、たまたま後のはじまりの森となる地に墜落した。
墜落時の影響で、自らが神と呼ばれるものであったことについては覚えておらず、残った記憶から自分は旅人であり神々に反逆している者だと認識している。自身の力・知識・寿命が異常なほどに増強されていることについては、気を失ってからはじまりの森で目覚めるまでの過程で何らかの影響を受けたからではないかと考えている。
現在は生まれ故郷に帰る方法を探しているが、実のところ現在の生活が気に入っていることと、元居た世界は無くなってしまったのかもしれないという予測から、絶対に帰還しなければならないという熱意は薄れつつある。ただ、故郷やそこに住まう人々がどうなったのかについては気がかりであり、行方を探し続けている。

◆本名

​本名は"ギュー・イ・ス・ターヴォ"。
ただし、ギューの生まれ故郷の言語は地球の人間には正しい発音を認識・発声できず、この呼び方も人間に認識・発声できるように書き表したもの。

◆外見

地球の人間とほぼ同じ構造をしている。くすんだ金の長髪・とがった長い耳・青白い肌・頭部の角が特徴。女性的とも男性的ともいえる顔つきをしている。全体的に細い体のラインながらバランスのいい筋肉がついて体格もよい。現代地球人からすれば異形の点はあれど、美しいと評する者が多いだろう姿をしている。
また、ギューが元居た世界の神々の能力として、外見上の嫌悪感を抱かせづらい一種の魅了の力があり、対面した知的生命体には一定の効果がある。

◆​生態

​睡眠は不要であり、エネルギー摂取は周りの環境から無意識に吸い上げる性質である。現在は、はじまりの森の巨木から与えられているエネルギーで活動している。
ただ、元々は人間とかなり似た生態の知的生命体であったことと、神であった記憶を失っていることもあり、経験上もはや不要とはわかっているものの、好んで睡眠をとり、手近にあれば食物も摂取する。

このため、地球の人間視点では表面上人間とそこまで変わらないように見えるだろう。
地球の人間と大きく違うのは、地球風の性別を持たないこと。ギューの故郷のヒトは地球のような男女の性だけでなく他にも多様な性がする。2人以上別の性を持つものが、自らの肉体の一部を切りとり、融合させることで子孫をふやす。神々は単独で自らの身を分けることで子孫を増やす。ただし、ギューはヒトでも神でもない模造の神として作り替えられたため、いずれの方法でも子をなすことはできない。

◆経歴

  • ​故郷の世界にて
    はじまりの森とは別の世界。強き知的生命体である神々とひ弱だが圧倒的人口と多種多様な種族で構成されるヒトが共に暮らす世界。強力な力を持つ神々はヒトに様々な加護を与え、ヒトは神々を崇め、祈り、捧げものをするという関係で社会が成り立っていた。
    ごく一般的なヒトとして生まれたギューは、仲間たちと世界各地を旅し、様々な依頼をこなすことを生業としていた。魔法を使い、魔力を動力源とする道具・機械類を制作・操作する能力はあったが、その世界において特筆するほどの力ではない。どこにでもいる旅人だった
    ギューは旅の中で様々な依頼を受けてたり時としてトラブルに見舞われていたが、その原因は神々の傲慢さからくるものではないかと疑念を抱くようになっていた。当時、ヒトの間では「神々はヒトを力で押さえつけて搾取をしている、信徒を平気で捨て駒にしている」として、神々の行いを疑問視する機運が高まっている時代であった。紆余曲折あり、ギューは神々に反乱を企てるグループの一員として活動しはじめた。
    反乱グループは、勢力を拡大し、あらゆる方法で神々を追い詰めようとしたが失敗。最後の手段として、模造の神を作り出すことにした。この模造の神は大量のヒトの融合・魔法・科学技術などヒトの命と持てる技術と知識を終結させて作り上げる。その権能は神々が外部に干渉できぬ力であり、いわば神々の牢獄といえる神といえる。この手段をもってしても全ての神々を抑え込めるかが不明であったことと、多くの命を犠牲になるため、最後の切り札としていたのだ。意識の核としてギューが選ばれ、神が誕生。融合しなかった者達と協力することで辛くも神々を牢獄に閉じ込めることに成功。以降、ギューは神となった自らも含めて神々はヒトに干渉しない世界を作り、世界とそこに生きる者達を慈愛をもって見守り続けた。
    そして時は巡り、この世界の生命体はもはや動かぬ神々のみとなり、物語は紡がれることはなく、世界は崩壊を迎える。ギューは世界崩壊の衝撃で瀕死、意識を失い廃棄場へと運ばれることとなる。

  • 生命のゆりかご
    廃棄場へと運ばれる途中、偶然にも生命のゆりかごを擁する別世界の断片に墜落した。生命のゆりかごは、ギューにエネルギーを与え、ギューは一命を取り留めた。
    ギューがこの世界で目覚めたとき、記憶の一部は混濁し、己が神と呼ばれる存在となった事、神々を封じ、人々を見守っていたことはほぼ失ってしまった。他の記憶も所々失ったり忘れている。これは異世界間物質の流れに長期間さらされて、記憶が流出してしまったり、肉体に変化が起こってしまった結果であった。
    自分が元々いた世界とは様相が全く異なるここがどこなのか、帰るべき場所はどこなのか、そもそも自分はこれまで何をしていたのか見当もつかず途方に暮れた。そのうち、元いた世界にいる人々がどうなってしまったのか心底心配し、帰還する方法を模索しはじめた。

  • 異世界を渡る使い魔の作成
    長い長い時をかけ、空から注ぐ廃棄物を収集・解析・研究・実験を繰り返し、生命のゆりかごの構造や、物語を紡ぐものの存在やあらましの一端、他様々な知識を得るに至った。情報から推察するに、かつて自分が過ごした世界が滅びてしまい自分だけが幸運が重なって廃棄場に行かずにいると予測したが、予測は予測でしかなく現実はどうなっているのか確かめることにした。
    自らの力で異世界を渡り歩いて調査をしたかったが、原因不明で複雑度が異様に高くなってしまった自分自身が異世界間転送を行うことは非常に困難で危険である判断(複雑度が高いのは神と呼ばれるものになったからであるが本人は記憶を失っている)。
    試行錯誤の末、生命のゆりかごを改造し、異世界を渡る使い魔を創り出した。

  • はじまりの森での暮らし
    こうして作られた使い魔たちは、自由意思を持ち、好奇心旺盛、不安定で事故は多いながらも異世界間転送可能なゲートを作り、独力で異世界を渡り歩くことができた。使い魔たちは、無知であり、ただただ生まれてきた喜びと好奇心から旅をしたいという希望に満ち溢れていた。ギューはそんな使い魔たちに彼らが作られた存在であるということ、生まれた理由、自分自身の目的は一切伝えなかった。彼らの旅をしたいという希望を叶えるために、この世界の更に外には異世界があること・異世界へ渡る力が自分にはないがここで生まれた者達はもっていること・旅の心得のごく表層部分を教えた。
    使い魔たちは彼らの故郷である地にはじまりの森と名をつけ、自分達をはじまりの森のモンスターと自称し、次第に独自の文化を発展、冒険を愛するがために知識や技術を高めていった。
    ギューはそんな使い魔…はじまりの森のモンスター達を見守りつつ、廃棄物の解析やモンスター達の語る冒険譚から異世界の情報の収集を続けている。

◆人物

​多数の知的生命体の融合体であるが、核となる性格や記憶の大部分はギューという青年のものを受け継いでいる。これは、神々を拘束し続けるための神となるときに、支配欲や自己顕示欲がほとんど見られないギューが核としてふさわしいと選ばれたため。
普段は物腰が柔らかく、穏やかで、おとなしく、他者を愛しむ心優しい青年である。悪事を働く者には厳しく、もはや話し合いや譲歩で解決不能と判断した場合はどれだけ愛しんだ相手であっても容赦なく命を奪うことを辞さない冷徹さがある。これは、ギューの故郷の世界では治安維持組織がまっとうに機能しておらず自己防衛が基本であったためである。それでも、故郷の世界基準でいえば、話し合いをしようとするギューは対応が甘いと評される。
ライフワークとなっている廃棄物の検証…特に記憶媒体系の内容を見ることと、帽子集めが趣味。

◆能力

模造とはいえ神と呼ばれるものとなっただけのことはあり、様々な魔法の扱いが非常に特異。生命のゆりかご・廃棄場・ハッキングした世界存続システムの一部を繋ぎ合わせて使い魔を作るという驚異の荒業ができたのもこのため。また、核となったギューや融合した者達は、戦に身を置いたり、々と対峙したこともあった。このため、個人としても相応の戦闘技術があり、戦術・戦略においても実践的な知識を持ち合わせている。
とはいえ、現状ではそれらの能力や知識を表立って積極的に利用する場面はほとんどない。隠れて行っているモンスターの作成を覗き、表立って使っている場面といえば掃除用具型の使い魔に掃除をさせたり、高い・狭い場所にある収蔵品を手に取るためにわずかに空間を操作する程度。目立ったものは収蔵庫の建造のために簡素な姿の人形を制作して使い魔として働かせるのがせいぜい。本来持っている力からすればごく小規模しか力を発揮していない。

◆​はじまりの森のモンスターとの関係

  • 森生まれのモンスター
    ギューにとっては森生まれのモンスターは己の使い魔であり、いわば目的を達成するための道具である。自由と知的生命体に匹敵する知力を与えてているのは目的の達成のためである。だからこそ、彼らを創り出す過程で選別を行い、生まれてきたものでさえ危険であると判断した場合は破壊する。それは使い魔…目的を持った道具を作り出した製作者の責任であると考えている。
    とはいえ、自ら作り出したものは使い魔だろうがそうでなかろうが大切に扱うタイプであること、自ら考え・感情を持ち・懸命に活動する彼らに愛着はある。いままで自らが創り出したモンスター達のことはすべて覚えており、モンスター達の文化や価値観を破壊しない程度にけがや病気を治したり旅のアドバイスなどもしている。
    愛情を傾け過ぎず、彼らの良きアドバイザーとして、そして共に森にすむものとしてふるまっている。

  • 外生まれのモンスター
    自ら作り出した使い魔たちのことはすべて覚えているため、外生まれのモンスター…つまり自らが作っていないモンスターがはじまりの森にいることもまた把握している。外生まれのモンスターがはじまりの森にやってきた当初、彼らが外なる守護者であるおとは予測しており警戒していたが、積極的にこちらを排除してくるわけではなさそうだと判断してからは、基本的に森生まれのモンスター達と同じように扱うようにしている。
    外生まれのモンスターのざっぐとは気が合う。ざっぐの店"ワールズエンド"がはじまりの森で開店しているときは度々足を運び飲食を楽しんでいる。ざっぐと二人きりのときは、互いに湾曲的な表現で情報交換をしている時がある。

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